防潮堤に雨水が溜まって浸水(ToT)
「台風19号」震災後に整備の堤防で浸水被害か/岩手・山田町(IBC岩手放送) - Yahoo!ニュース
岩手県山田町の高台の住宅地では、東日本大震災後に整備された堤防が今回の台風19号による大雨をせき止めましました。
最終更新:10/16(水) 19:11
海からの津波対策で堤防を新設したら、山からの大雨が堤防にせき止められて浸水・・。良かれと思って投入した税金が、無駄どころか災厄の原因と成りました(ToT)。
この地区での雨量は
山田(ヤマダ)のアメダス | |
https://tenki.jp/past/2019/10/12/amedas/2/6/33616.html | |
日積算降水量(mm) | |
2019年10月12日 | 177.5 |
2019年10月13日 | 166.0 |
2日間合計 | 343.5 |
6時間降水量(mm) | |
12日21:00〜13日03:00 | 258.5 |
一方、水防法の告示に定める最大降雨量は東北東部の面積1〜30 km2では、
降雨継続時間が6時間の場合、440 mmであり、想定の範囲内のように思えます。
法律の条文はどうなっているかというと、
水防法(都道府県知事又は市町村長が行う雨水出水に係る水位情報の通知及び周知)第13条の二 都道府県知事は、当該都道府県が管理する公共下水道等(下水道法第二条第三号に規定する公共下水道、同条第四号に規定する流域下水道又は同条第五号に規定する都市下水路をいう。以下この条において同じ。)の排水施設等(排水施設又はこれを補完するポンプ施設若しくは貯留施設をいう。以下この条及び第十四条の二第一項において同じ。)で雨水出水により相当な損害を生ずるおそれがあるものとして指定したものについて、雨水出水特別警戒水位(雨水出水による災害の発生を特に警戒すべき水位(公共下水道等の排水施設等の底面から水面までの高さをいう。以下この条において同じ。)をいう。次項において同じ。)を定め、当該排水施設等の水位がこれに達したときは、その旨を当該排水施設等の水位を示して直ちに当該都道府県の水防計画で定める水防管理者及び量水標管理者に通知するとともに、必要に応じ報道機関の協力を求めて、これを一般に周知させなければならない。2 市町村長は、当該市町村が管理する公共下水道等の排水施設等で雨水出水により相当な損害を生ずるおそれがあるものとして指定したものについて、雨水出水特別警戒水位を定め、当該排水施設等の水位がこれに達したときは、その旨を当該排水施設等の水位を示して直ちに当該市町村の存する都道府県の水防計画で定める水防管理者及び量水標管理者に通知するとともに、必要に応じ報道機関の協力を求めて、これを一般に周知させなければならない。(雨水出水浸水想定区域)
地面および土管を雨水が流れるような狭い範囲であって、大雨で壊れるような排水施設が無い場合、水防法の対策が講じられない事になっています(# ゚Д゚)。
水防法13条の二に第3項を追加しましょう。
水防法(追加案)
第13条の二
3 堤防により雨水がせき止められる範囲からの排水施設は、第1項または第2項で指定すべき排水施設とする。
川の堤防も同様なので、いわゆる内水氾濫も対象になって安心安心(^o^)。