幸手市長のノーカット記者会見を見た感想
広島で泥酔 女性店員に暴行容疑の埼玉・幸手市長が会見 - YouTube
会見を要約すると1件目の店のママAに対して1件目を出る時にその建物廊下・エレベータで幸手市長がママAに暴行した後、2件目の店にママAと市長が同行。2件目の店を市長一人で出た所で警察に現行犯逮捕された。支払いに関しては2件共完了しており支払いトラブルはないとの事です。
弁護士の発言によると「被害者が犯人を指差せば現行犯逮捕が可能」との事です。
誰が警察に通報したかは不明ですが容疑者が大勢いて、その中の一人を間違えて指差したのとは全く違う話です。うその証言により人を逮捕させるのは犯罪にしてもらわないと困りますね。
調べたらそういう法律が既に有りました。
刑法
第172条 人に刑事又は懲戒の処分を受けさせる目的で、虚偽の告訴、告発その他の申告をした者は、三月以上十年以下の懲役に処する。
個人的には虚偽申告を厳しく罰するべきだと思いますが幸手市長はママAに悪い感情を持っていないそうです。不思議ですね。通報者がママAでない事を知っているのでしょうか?
さて私の「容疑者取調廃止論」を適用した場合、本件は被害者の証言聴取だけで容疑者の証言がなくても嫌疑不十分で不起訴処分の案件だと思います。現場で被害者の証言聴取の間だけ容疑者を拘束しておけば良く、容疑者を警察に連行する必要はなかったと思います。容疑者が酔っており無差別に犯行を行う恐れがあると判断したとしても一晩で酔が覚めた段階で返すべきだったでしょう。
なぜならば肩を押す程度の暴行は満員電車の中で誰もが毎日加害者・被害者となっている犯罪なのですから。
刑法
第208条 暴行を加えた者が人を傷害するに至らなかったときは、二年以下の懲役若しくは三十万円以下の罰金又は拘留若しくは科料に処する。
そのわりには最高刑は懲役2年と重いですが・・
容疑者が市長でなく気弱な一般市民だった場合、取調室に48時間も缶詰にされ「お前がやったんだろー」と恫喝され続け、やってもいない事を自白してしまい冤罪被害者の出来上がりになります。
話は違いますがYouTubeってすごいですね。
幸手市長の記者会見をノーカットで初めから終わりまで全て見られます。マスコミの恣意的な編集がないので会見者に不利な切り取りが行われないのが素晴らしいです。
これが本当の公共放送なのではないかと思います。
被害者側の弁護人も記者会見すればよいのではないかと思います。
双方の証言が食い違った場合は証拠が物を言います。
エレベータには防犯カメラを付けるべきですね。
あと会見での記者の質問が甘いと思います。こう質問すべきでした。
「幸手市立の小中学校で修学旅行中に先生方が夜中の0時過ぎに市長が行かれたような店に行っても何の処分もされないのでしょうか?」
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