「誤認逮捕の女子大生 自白強要の手記を公開」に想う

誤認逮捕の女子大生 自白強要の手記を公開(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース
手記では、一貫して容疑を否認する女子大学生が「二重人格?」「罪と向き合え」といった言葉を浴びせられたことや「認めないと終わらないよ」などと自白の強要を迫るような取り調べを受けたとつづられています。また「手錠を掛けられた時のショックを忘れられない」と悲痛な胸の内が明かされています。一方、県警は「現時点では自白を強要するような違法な取り調べがなされたとは認識していない」とコメントしています。


憲法第38条
 何人も、自己に不利益な供述を強要されない。
○2 強制、拷問若しくは脅迫による自白又は不当に長く抑留若しくは拘禁された後の自白は、これを証拠とすることができない。
○3 何人も、自己に不利益な唯一の証拠が本人の自白である場合には、有罪とされ、又は刑罰を科せられない。

自白を強要されない事は憲法で認められた権利なのに、相変わらず自白強要という憲法違反が指摘される事件です。警察は自白を強要していないとコメントしているので、どちらかがうそをついている事になります。
あいまいな証拠で無実の人を逮捕した上に自白強要という精神的暴行を国家権力が行った疑いがあるというのは恐ろしい事です。


取り調べの録音録画、6月から義務化 検察独自捜査など:朝日新聞デジタル

 政府は16日、裁判員裁判になる事件と、検察が独自に捜査した事件の全過程について、取り調べの録音・録画(可視化)の義務化を6月1日から始めることを閣議決定した。

2019年4月16日11時23分

一部の事件については取り調べの可視化が既に始まっていますが、早急に全ての事件の取り調べの可視化を行うべきです。今やスマホで録画できる時代なのですから。

誰もが犯人に似ているというだけで今日にも誤認逮捕される可能性がありますが、半年前のアリバイを証明できる人の方が少ないのではないでしょうか?


−−